オルティージャ島 Ortigia |
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■ アポロ神殿 《Google Map》 |
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Tempio di Apollo |
オルティージャ島の橋を渡ってすぐのパンカリ広場にあります。
紀元前6世紀末に建てられた周柱式ドーリア式神殿で、シチリアを含むギリシャ世界で最も古い石造りの神殿と言われています。
神殿は、ビザンチン時代に教会、アラブ時代にモスク、ノルマン時代に再び教会、16世紀のスペイン時代には兵舎に改築されました。1693年の大地震で崩壊後、地面の下に埋もれていましたが、1860年に発掘されました。
ギリシャ時代の神殿を再現する3D動画サイト
(当時の神殿をイメージしやすいです。)
アポロ神殿再現3D動画(YouTube)
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■ アルテミスの噴水 《Google Map》 |
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Fontana di Artemide |
紀元前3世紀シラクーサ生まれの天才科学者アルキメデスに捧げられたアルキメデス広場の中央にあります。
噴水の彫刻は、19世紀末のジュリオ・モスケッティ作。ギリシャ神話の「アレトゥーサの伝説」を表しています。噴水の一番上に立っているのが狩りの女神アルテミス、アルテミスの足元にいるのが川の神アルフェイオス、その下にいるのがニンフのアレトゥーサです。 |
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■ ドォーモ(=大聖堂)とドォーモ広場 《Google Map》 |
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Duomo di Siracusa |
シラクーサの守護聖女聖ルチアに捧げらたドォーモは、元々紀元前480年のヒメラの戦いでカルタゴを破ったシラクーサが、カルタゴの賠償金で建てた神殿です。女神アテナに捧げられました。ビザンチン時代になると、神殿は教会に改築されます。神殿の外側の円柱と円柱の間を壁で埋めて教会の外壁とし、三廊式にするため内陣の壁にはアーチがいくつも空けられました。(現在でも、教会の左側の壁と内部を見ると、神殿が教会の中に組み入れられているのが分かります!)現在のバロック様式のファザードは、1693年の大地震後、アンドレア・パルマの設計で再建されたものです。
ドォーモ内部のサンタ・ルチア礼拝堂には、聖ルチアの骨の一部と、聖ルチアの銀製の像が安置されています。普段は祭壇の奥に安置され、拝観出来ない聖ルチアの像は、毎年12月13日の聖ルチア祭に、ドォーモから運び出され、行列を組んで、本土のサンタ・ルチア教会に運ばれます。一般拝観のために1週間展示された後、再び12月20日にドォーモに戻されます。(毎年5月にも聖ルチアのお祭りがあり、5月第一日曜日と、第二日曜日にも行列が行われます。)
【ドォーモ】
開: 4月〜6月、9月 09:00〜18:30
7月&8月 09:00〜19:00
10月〜3月 09:00〜17:30
料: 2.00ユーロ
※日曜日はガイド付団体は見学不可(個人観光客はミサの時間を除いて邪魔にならない程度に見学可能)
(2020年1月時点の情報)
ドォーモ広場は、17世紀中頃から18世紀にかけて建てられた華麗なバロック様式の建物で囲まれています。映画「マレーナ」に登場したこの広場は、近年整備が行われ、シチリアで最も美しい広場になりました。
★ 映画「マレーナ」のロケ地 |
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■ ベネヴェンターノ・デル・ボスコ宮殿 《Google Map》 |
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Palazzo
Beneventano del Bosco |
ドォーモ広場の北西には、バロック様式のベネヴェンターノ・デル・ボスコ宮殿があります。元々、13世紀のアレッツォ家が建てた宮殿で、シラク―サの上院議会が置かれていたこともあります。1778年にベネヴェンターノ男爵家に買い取られ、バロック様式で改築されています。 |
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■ ヴェルメクシオ宮殿&アルテミシオン(イオニア式神殿遺構) 《Google Map》 |
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Palazzo Vermexio
Artemision |
ドォーモ広場の北東には、1629年〜1633年に建てられたヴェルメクシオ宮殿(=セナトリオ宮殿=現在のシラクーサの市庁舎)があります。建物には、建築家ジョヴァンニ・ヴェルメクシオの名前が付けられています。
実は、このヴェルメクシオ宮殿は、紀元前6世紀末のイオニア式神殿の遺構の上に建てられています。神殿が完成する前にシラク―サの支配者が変わり、紀元前480年のヒメラの戦いの後、隣りのアテナ神殿の建造が始まったため、未完で終わったとのことです。1960年代から発掘が行われていましたが、近年やっと見学出来るように整備されました。ヴェルメクシオ宮殿後方にある入口から地下に降りて、イオニア式神殿の遺構を見学することが出来ます。
【アルテミシオン(イオニア式神殿遺構)】
開: 月〜土 10:00〜13:00 14:00〜17:00
料: 3.00ユーロ
休: 日
※1年の内の特別な祝日は閉館になる可能性があります。
(2020年1月時点の情報) |
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■ サンタ・ルチア・アッラ・バディア教会 《Google Map》 |
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Santa Lucia alla Badia |
南には、大地震の後、1695年〜1703年にかけてバロック様式で再建されたサンタ・ルチア・アッラ・バディア教会があります。単廊式の教会で、内部は漆喰とフレスコ画と絵画で装飾されています。2009年から、中央祭壇の上に、カラバッジョが1608年から1609年のシラク―サ滞在中に描いたサンタ・ルチアの埋葬の絵が展示されています。
【サンタ・ルチア・アッラ・バディア教会】
開: 火〜日 11:00〜16:00
料: 無料
休: 月
※季節により開館時間が早まります。
(2020年1月時点の情報) |
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■ ドォーモ広場の地下通路 《Google Map》 |
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Ipogeo di Piazza Duomo |
明るく開放的なドォーモ広場の地下には、実は地下通路が張り巡らされています。長い間放置されていましたが、近年、一般公開されるようになりました。
17世紀前半に掘られた地下貯水槽や、18世紀に掘られた地下石切場(ドォーモのファザードを造るための石が切り出されました)が、第二次世界大戦のときに通路でつなげられ、住民の防空壕として利用されました。中に入ると、戦時中の写真が飾られています。
入口はサンタ・ルチア・アッラ・バディア教会の手前にあり、中に入り、通路を最後まで歩いていくと、海沿いのフォロ・イタリコに出ます。
開: 4月〜10月 不明
11月〜3月 金、土 08:30〜13:30
料: 4.00ユーロ
休: 月〜木、日
※何らかの都合で閉まっていることがあります。
(2020年1月時点の情報) |
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■ アレトゥーサの泉 《Google Map》 |
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Fonte di Aretusa |
海沿いにありますが、真水が湧き出ています。パピルスが生え、アヒルや鵞鳥が戯れ、水の中には鯉が泳いでいます。
ギリシャ神話では、ギリシャ本土で川の神アルフェイオスに言い寄られたニンフのアレトゥーサが泉の姿に変わり、地の底に消え、地中海の底を通り、シラク―サのオルティージャ島に、再び湧き出たものとされています。
近くには、海の見える遊歩道やベンチの置かれた広場があるので、海を見ながらのんびりするのにお勧めです。夕日もきれいに見えます。 |
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■ マニアーチェ城塞 《Google Map》 |
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Castello Maniace |
オルティージャ島の先端の海を見晴らすところにあります。
長年、軍の所有物だったので入る事が出来ませんでしたが、現在は修復が終わり、一般公開されています。1038年頃、ビザンチンから派遣されたマニアーチェ将軍により築かれた城塞で、1232年〜1240年、フェデリーコ2世により拡大改築されています。1693年の大地震で被害を受けた後、1704年には落雷で、火薬庫だったところが爆破し、大きな損傷を受けています。
同じくフェデリーコ2世によって建てられたカターニアのウルシーノ城によく似たつくりで、尖頭アーチやヴォールトの天井など、ノルマン建築の影響を受けています。城塞の中の一室には、元々城塞の入口を飾っていたギリシャ時代のブロンズの雄羊のコピーが展示されています。(オリジナルは、現在修復中のパレルモ考古学博物館が保管)
城塞の先端(=島の先端)まで行くことができ、地下にも入れます。島の先端から見た城塞もなかなか絵になりますよ。城壁から、背伸びをすれば、周囲に広がる海も見えます。
午前中しか開いていませんが、フェデリーコ2世の城塞建築に興味がある人にはお勧めです。
開: 10月、2月〜5月
月 14:30〜18:00(最終入場 17:15)
火〜金 08:30〜13:45(最終入場 13:00)
土 08:30〜18:00(最終入場 17:15)
日、祝 08:30〜13:45(最終入場 13:00)
11月〜1月
月、日、祝 08:30〜13:30(最終入場 12:45)
火〜土 08:30〜16:30(最終入場 15:45)
6月〜9月
月 14:30〜19:45(最終入場 19:00)
火〜日 08:30〜19:45(最終入場 19:00)
料: 4.00ユーロ
※季節により、開館曜日と時間が変更になります。
(2020年1月時点の情報) |
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■ ベッローモ州立美術館 《Google Map》 |
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Galleria R. di Pal. Bellomo |
アレトゥーサの泉から伸びるカポディエーチ通りにあります。
5年間の修復を終え、2009年10月に再オープンしました。中世から19世紀までの宗教絵画、彫刻、陶器等が展示されています。アントネッロ・ダ・メッシーナの「受胎告知」の絵があることで有名。(カラバッジョの「聖ルチアの埋葬」は、現在ここではなく、ドォーモ広場にあります。)
美術館の建物は、12世紀建造、14世紀に拡大改築された、カタロニア・ゴシック様式の装飾が美しいベッローモ宮殿を転用しています。
開: 火〜土 09:00〜19:00(最終入場 18:30)
日・祝 09:00〜13:30(最終入場 13:00)
料: ベッローモ州立美術館のみ 8.00ユーロ
ベッローモ州立美術館&考古学公園共通券 13.50ユーロ
休: 月
※毎月第一日曜日は無料
※共通券は3日間有効
(2020年1月時点の情報) |
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本土 Terraferma |
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■ ネアポリス考古学公園 《Google Map》 |
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Parco Archeologico Neapoli |
1950年代の初めに南部開発公庫の資金により、整備されて出来た考古学公園。考古学公園内に、 |