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シチリアの治安(パレルモ・カターニアおよび空港周辺、その他のシチリアの町)
言葉
両替(銀行、郵便局、両替所、ホテル、トラベルエージェンシー)
電話(公衆電話、携帯電話)とインターネット
チップ
島内の交通機関(列車、バス、タクシー、レンタカー)
宿泊施設(ホテル、B&B、アパート&レジデンス、アグリツーリズモ)

シチリアの治安
パレルモ・カターニアおよび空港周辺
シチリアでもパレルモカターニアのような大きい町は、ナポリほどではありませんが、治安があまりよくありません。パレルモ旧市街ローマ通りヴットリオ・エマヌエーレ通り周辺で、観光客や地元の人を狙ったバイクの2人乗りによるバックのひったくりが、時々発生しています。特に女性のバックは狙われやすいので、バックを押さえて歩きましょう。(スリは、用心している人間をわざわざ襲いません!)
パスポート、航空券、現金などの貴重品はホテルのセーフティボックスもしくはスーツケースに鍵をかけて保管し、必要なものだけ持って出かけることをお勧めします。

夜、外出するときは、人気のない道路はなるべく歩かないこと。パレルモやカターニアなど、夜になってお店が閉まると、忽然と町の中心から人々が消え、車が時々走る状態になるところがありますが、これは地元の人にとっても徒歩で歩くのは非常識だということを意味します。夜、レストランに行った帰り、人気のない道を通るときは、タクシーで帰るのが無難です。

レンタカーを運転する場合は、荷物やバックの置き場に注意すること。荷物は後ろのトランクに入れ、バックは外から見えないよう足元に置くのが安全です。都会だけでなく、空港周辺もあまり治安がよくないので、同じような注意が必要です。
その他のシチリアの町
シチリアの中小規模の町は、比較的治安がいいので、一般常識をわきまえた行動をしていれば、特に危険はありません。
言葉
一般的に、観光地のホテル、レストラン、お店では英語が通じます。
しかし、観光地でも、銀行、駅やバスの切符売り場では英語はあまり通じませんし、警察等のお役所関係になると絶望的です。イタリア語はおろかシチリア方言しか話してくれないことがあります。
観光地のバスやタクシーは、目的地、時間、金額等の簡単な英単語なら理解してくれます。
両替
銀行、両替所、大きい町の郵便局、ホテル、トラベルエージェンシー等で両替が可能です。
イタリアでの両替には、ほとんどのところで日本より高額の手数料がかかりますので、あらかじめユーロで使う金額が分かっている場合は、
日本で両替しておいた方がお得です。最寄の銀行でレートがいいときに両替するのが一番ですが、成田空港では、京葉銀行外貨両替コーナーがレートがいいようです。(アリタリア航空チェックインカウンターの側)
イタリアで両替する場合、出来るだけ、銀行郵便局を利用するようにして下さい。両替所やホテルは、手数料が高いところが多いからです。そして、大きい町の銀行は混んでいるので、出来れば小さい町の銀行での両替がお勧めです。
クレジットカード
クレジットカードは、ほとんどのお店で使えます。中でもVISAが一番多くのところで使えるので便利。次がマスター、アメリカン・エクスプレス、ダイナーズ。観光地では、JCBの使えるお店もありますが、まだまだ少数です。イタリアには、トラベラーズチェックをそのまま使えるお店はほとんどないので注意して下さい。ホテルの支払いは、トラベラーズチェックが使えるところもありますが、手数料がかかります。一般的に、イタリアでは、トラベラーズチェックよりもカードの方が便利です。クレジットカードは、銀行のATMでキャッシングも出来るので、使う予定がなくても、非常時に備えてあった方が便利です。
それから、日本と異なり、イタリアではガードでの支払いの際、サインではなくPINコードの入力を要求されることがほとんどです。PINコードが分からないと、カードを使えないことがあるので注意して下さい。
電話とインターネット
イタリアの公衆電話から日本へ電話をかけるときには、次の通りになります。
00+81+0を取った市外局番+相手の番号
(ホテルからかけるときは、通常0発信になっているので、一番初めに0をつける必要があり)
イタリアでも日本同様、公衆電話の数が減っていて、探すのがとても大変です。その上、公衆電話が故障していることもあり、使い方も難しいです。
個人旅行で海外に行かれる方は、パックツアーの場合でも、緊急時のために海外でも通話可能な携帯を日本から持参することを強くお勧めします。

大、中規模の町には、街中に必ずインターネットポイント(またはインターネットカフェ)があります。ホテルにも、インターネットコーナーがあるホテルもあります。近年、イタリアのホテルでは、WIFI(無線ラン)が利用可能なホテルが増えてきました。しかし、また使えないホテルもあり、使えても有料かロビーでしか使えないところもあるので、インターネットを使う予定の人は、確認しておくのがいいでしょう。(最終手段として、インターネットポイントには、通常WIFIのサービスもあるので、自分のパソコンを持ち込んでそこで使うことも出来ます。高級ホテルのWIFI料金より安いことが多いです。)
イタリアのパソコンは、新しいOSの場合、日本語が問題なく表示されますが、古いOS場合、日本語が表示されないことがあります。日本語ローマ字入力も同様です。
なお、イタリアでは、インターネットの利用にはパスポートの提示が必要です。(犯罪防止のため)
チップ
日本のようにチップの習慣がない国から来ると、面倒だという方が大半ではないかと思いますが、イタリアでは、ユーロ導入後、物価が高騰して生活が大変になったとはいえ、チップの習慣は存在しています。いつも利用する顔なじみのトラットリアやピッツェリアで、チップを置くことは稀になってきていますが、やはり特別な機会や、旅行の時はチップを残す人が多いです。(チップの習慣は、北イタリアよりも、伝統的で所得水準の低い南イタリアの方が根強く残っています。)

ホテルのポーターには荷物一つにつき1.00ユーロ、レストランではレシートにサービス料がプラスされてない場合、料金の5.00〜10.00%程度、タクシーは切り上げた端数が相応です。なお、タクシーとハイヤーではチップの金額や重要性が異なります。定額制のハイヤーの場合、空港送迎には5.00ユーロ(深夜のフライトで到着が遅れ、追加料金が発生しない場合には、倍以上に弾んで上げて下さい)、1日のサービスには、サービス内容により15.00〜25.00ユーロが目安です。サービスに不満があった場合はチップを渡す必要がありませんが、サービスが非常によかったと感じた場合は、チップを目安以上に弾むのがいいでしょう。チップは、相手への感謝や思いやりの表現だと思って下さい。
日本の旅行会社のツアーに参加する場合も、ホテルに依頼する場合も、チップ込みと明記されていないかぎり、料金にチップは含まれていません。(若者の貧乏旅行ならいざ知らず、ある程度の年齢になったら、または高級ホテルに泊まるのであれば、大人のマナーとしてチップの習慣は忘れないようにしましょう。)
なお、ヨーロッパの他の国で一般的な枕チップは、イタリアではあまり習慣がありません。

人間関係を大事にするイタリア、やはりチップは相手にありがとうの気持ちをこめて直接渡してこそ意味があるような気がします。
島内の交通機関
列車
ローマやナポリなどイタリア本土の都市に行くとき利用価値があります。特に飛行機のストがあるときは、ローマやナポリくらいの距離ならば、列車(IC利用)の方が無難です。
島内の移動には、列車はバスより時間がかかる上に本数が少ないため、一部の区間をのぞいては、適していません。しかし、観光客にとっては利用が簡単で、乗り換えが分かりやすいという利点があります。
列車でシチリアに入る
バス(プルマン)
シチリア島内を大小さまざまなバス会社の路線が網の目のように張り巡らされています。言わば、車を持たない住民の足。列車にくらべて、本数が多く、早く目的地に到着出来ます。特にタオルミーナやエンナなどの山の上の町に行く場合は、バスは町の入口まで行くので便利です。
ただし、日曜・祝日はかなり本数が減ります。特に、
1月1日、復活祭日曜日と翌日月曜日、5月1日、8月15日、12月25日、12月26日は要注意です。バスの便が激減するだけでなく、区間によっては、まったくバスが運行されません。
主要都市間を除き、時刻表の変更がシーズンの変わり目に突然行われるので、インターネットの時刻表をあまり信用せず、乗る前日にバス乗り場の窓口にて確認した方が無難です。
ストライキの場合は、バスの切符売り場に数日前にイタリア語で通告が張り出されます。
シチリア島内の町から町への移動
タクシー
空港、大都市、有名な観光地には、タクシー乗り場があります。しかし、日本のように流しのタクシーはありません。タクシーに乗りたい時は、タクシー乗り場まで歩いて乗るか、ホテルで呼んでもらいます。観光地でも、タクシー乗り場が頻繁にあるわけでないので、タクシーを使っての観光や移動を考えている場合は、最初から車をチャーターした方が無難です。
空港などのタクシーには、正直な運転手が少なく、外国人でなくても外の人間と見れば、ぼるタクシー運転手が多いです。

4〜5ッ星ホテルのフロントでタクシーを呼んでもらうと、タクシーのかわりにハイヤーが来て、ホテルの高額なバックマージンが含まれているため、正規料金よりも10〜100%高い料金を請求されることがよくあります。近距離ならは、たいした差額はないでしょうが、長距離では馬鹿になりません。(遺憾なことに、近年、シチリアの多くの高級ホテルがそうなりました。)日本のようにホテルからタクシーを呼べば、規定の料金のタクシーが来るという考えは、イタリアの高級ホテルでは通用しません。現地でホテルに頼めばいいやの考えは、非常に高くつくことがあるので、頼む前には必ず料金を確認しましょう。最後に料金を請求された時に、ハッとするのでは遅いのです。

タオルミーナ等の観光地のタクシーには、メーター計がついていません。料金表は存在していますが、表示されていないので、タクシー運転手の言い値です。乗る前に料金を交渉することも出来ますが、タクシー運転手同士で暗黙の了解が出来ているので、他のタクシーに聞いても無駄なことが多いです。しかし、タクシー運転手の中には良心的な人もいるので、語学力のある人は交渉してみてもいいでしょう。

タクシーやハイヤーからの不当な料金請求を避けるためには、専用車(ハイヤー)の事前予約がお勧めです。(専用車でも、ハイヤーでなく、自家用車で不法営業している場合があるので、ご注意下さい。営業許可のない車が乗客を乗せて走ることは、日本同様、法律上禁止されています。)
専用車(ハイヤー)の旅・空港送迎
レンタカー
交通の不便なところに行くときや、田舎の町を訪れるときに便利です。しかし、パレルモやカターニアでの運転には気をつける必要があります。一般車両の交通規制が設けられていることが多く、車線が守られてない上、車がどこから飛び出してくるか分かりません。
山の上の町に行く場合は、急カーブや急勾配が多く道が狭いので、高い運転技術が要求されます。
車を路上駐車するときは、駐車禁止の場所でないかどうかよく確認して下さい。タオルミーナシラクーサのオルティージャ島ハイシーズンの海沿いの観光地では、住民以外の人が市民駐車パスのついてない車を路上駐車すると高額の罰金を取られます。料金を払って、指定の駐車場に駐車しましょう。
ガソリン代は、日本や他のヨーロッパの国よりも高いです。
なお、イタリアのレンタカー会社には、オートマ車はほとんどありません。オートマ車で予約しても、実際はマニュアル車になることが多いようです。

最後に1番肝心な点ですが、レンタカー会社の基本保険(強制保険)には、搭乗者障害保険が含まれていません。搭乗者障害保険は、任意加入になっています。また、任意加入しても、同乗者が怪我や死亡をしたときの補償限度額は非常に低いため、万が一のことを考え、レンタカーに大切な人を乗せるのは避けるべき
です。
宿泊施設
ホテル
州の法律の基準に基づいて1ッ星から5ッ星のランクに分けられています。しかし、必ずしも星の数でホテルの質とサービスを判断出来るわけではありません。星の数よりも、宿泊代金とその町の物価から判断すべきです。日本人の方の中には、5ッ星にこだわる人もいますが、宿泊代金に相応して、エクストラのサービスも高いということを念頭において下さい。(ミニバーの小ボトルが1本5.00〜6.00ユーロする、インターネット接続代金が高い、タクシーを呼んだはずがハイヤーが来て高い料金を請求される等々)

観光地(タオルミーナ、シラクーサ、アグリジェント、ラグーサ、トラパニ等)では、4月〜10月がハイシーズンで料金が高く、11月〜3月がオフシーズンで料金が安いです。都会(パレルモ、カターニア)では、9月〜6月が料金が高く、7月と8月のバカンスシーズンは町がガラ空き状態になるため、料金が安いです。

なお、イタリアのほとんどのホテルでは、法律上の規制のため、部屋にお茶を飲むためのティーセットが用意されていません。お茶を飲みたい人やインスタントの日本食を食べたい人は、日本から携帯用電気ケトルを持参してくるといいでしょう。
B&B
近年、シチリア中に増えてきました。ホテルがない町にも、大概B&Bはあります。ホテル同様、州の基準に基づいて、1ッ星から3ッ星のランクに分けられています。(星の数が示されてない場合、不法にB&Bの営業を行っている場合もあります。)
イタリアのB&Bは、イギリスなどの自宅の部屋を貸す家庭的なB&Bとは異なり、オーナーの自宅でない別のアパートがB&Bに改造されていることが多いです。ホテルにくらべて小規模で、特にフロント等はなく、部屋に電話はついていません。B&Bの人がいつもいるわけでないので、事前に到着時間を告げておく必要があります。イタリア語か英語が話せて、携帯電話を持って旅行する人向きです。(中には、英語が通じないB&Bもあるので注意!)キッチンでお湯を沸かしたり、食器程度なら貸してくれるところもあるので(事前確認要)、旅慣れている人は、ホテルよりも居心地のよさを感じることでしょう。ホテルのように24時間対応のサービスは得られませんが、自由に滞在を楽しむことが出来ます。
※近年、ホテル料金が下がってきているため、オフシーズンはB&Bよりも、2〜3ッ星ホテルの方が安く泊れることがあります。(ハイシーズンはB&Bの方がお得です。)
アパート&レジデンス
3泊以上の長期滞在をする人にお勧めです。部屋はホテルの部屋よりもずっと広いし、通常キッチンがついているので自分で料理することが出来ます。物価が高い観光地では、アパートやレジデンスの利用価値は非常に高いです。通常、電話はついていません。
海沿いのリゾート地の場合、車がないと不便な郊外にあるアパートやレジデンスが多いので、徒歩で町の中心まで行けるかどうか、予約する前に確認する必要があります。また、アパートやレジデンスにより最後の清掃代金を別に請求されるところもあるので、最初に確認しておきましょう。
8月は、最低1週間の宿泊を義務付けているところが多いです。
観光局に登録せずに、個人的に貸しているアパートの場合、信頼できるかどうか十分考えてからご利用下さい。
アグリツーリズモ(農園ホテル)
ホテル同様、1ッ星から5ッ星までランクが分かれます。
田舎に滞在してのんびりしたい人にお勧めです。シチリアのアグリツーリズモは、公共交通機関の不便なところにあることが多いので、レンタカー利用の人にのみお勧めします。
シチリアの場合、農家の人がやっているというよりも、農園の経営者が使用人を雇って経営していることが多いです。実際に農業体験が出来るところや、経営者家族と一緒にわきあいあいと食事が出来るアグリツーリズモは、ほとんどありません。そのかわり、広い庭やプールや郷土料理を出すレストランや乗馬(夏のみ)の設備が整っているところもあります。一般農家に宿泊ではなく、田舎の貸しアパートか、田舎のプチリゾートホテルに滞在する感じです。

8月は最低1週間、オフシーズンでも最低2泊程度の宿泊を義務付けているところが多いです。

アグリツーリズモは、天候が安定している5月〜8月にお勧めです。冬は雨が多いので、お勧めしません。アグリツーリズモは、周囲に何もない田舎にあるので、天気が悪いと楽しめないからです。
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