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「イ・ヴィニェーリ」ワイナリー訪問コース
イ・ヴィニェーリ〔I Vigneri〕は、過去にベナンティ、現在でもグルフィ、イ・クストーディ・デッレ・ヴィーニェ・デッレエトナ)等ワイナリーの醸造家を務めるシチリア東部で最も有名な醸造家サルヴォ・フォーティ氏が2001年に自ら始めたワイナリーです。(ワイナリーの名前であると同時に、サルヴォ氏が率いる葡萄栽培・醸造家の組合名でもあります。)
「イ・ヴィニェーリ」の名前は、1435年にカターニアで形成された「マエストランツァ・デイ・ヴィニェーリ」(葡萄栽培・醸造家の組合)に由来しています。
エトナのワイナリー イ・ヴィニェーリ
ミロの葡萄畑
エトナ山の東山麓ミロ標高850m、北山麓カルデラーラ標高700m、北西部ブロンテ標高1200mにある葡萄畑で、有機農法の葡萄の栽培が行われています。このワイナリーの特徴は、生産性や流行を完全に無視した、頑固なまでに伝統に従ったワイン造りです。葡萄畑は、全てエトナ山の斜面を利用した段々畑で、栽培方式はアルベレッロ方式、もちろんトラクターなどの機械は使わず、畑を耕すのは鍬、収穫も手作業です。灌漑も行いません。
自然環境、伝統、古い葡萄の木、労働者1人1人を、出来る限り尊重し、昔からエトナ山麓で行われている伝統的な葡萄栽培の技術やワイン造りの製法を、次の世代に残していくことを目的としています。

長年、ワイナリーの醸造家を務めてきたサルヴォ氏、売れるワインを造りたいというワイナリー経営者達の意図を組み、仕事をしてきたわけですが、実はそれにより大事なものが失われるのに気づき、自分が本当に造りたいワインを造るために、自らのワイナリーを始めました。また、専門的な技術を持つ優秀な人材の育成・確保も重要ということで、イ・ヴィニェーリのチームも作られました。
イ・ヴィニェーリのワイン
アウローラ」 白
ミロの畑で栽培されたカリカンテ90%、ミネッラ10%
アウローラ [2017]
 オンライン購入可
ヴィヌディリチェ」 ロゼ
ヨーロッパで一番標高が高いエトナ北西山麓標高1300mの畑で栽培されたアリカンテ、グレカニコ、ミネッラ・ロッサ。樹齢100年を超える葡萄の木が多い。
ヴィヌディリーチェ [2017]
 オンライン購入可
ヴィヌディリチェ・スプマンテ」 ロゼのスプマンテ
ヨーロッパで一番標高が高いエトナ北西山麓標高1300mの畑で栽培されたアリカンテ、グレカニコ、ミネッラ・ロッサ。樹齢100年を超える葡萄の木が多い。
ヴィヌディリーチェ・スプマンテ [2015]
 オンライン購入可
エトナ・ロッソ ヴィヌペトラ」 赤
樹齢100年前後のネレッロ・マスカレーゼ、ネレッロ・カプッチョ、アリカンテ、フランスの葡萄品種
ヴィヌペトラ [2015]
 オンライン購入可
イ・ヴィニェーリ・ロッソ」 赤
ネレッロ・マスカレーゼ、ネレッロ・カプッチョ
イ・ヴィニェーリ・ロッソ [2017]
 オンライン購入可
(2019年8月更新)
イ・ヴィニェーリのワイナリー
葡萄畑は全てアルベレッロ方式。生物多様性を重視し、畑の周囲には多様な木々や植物が生えています。
エトナのワイナリー イ・ヴィニェーリ エトナのワイナリー イ・ヴィニェーリ エトナのワイナリー イ・ヴィニェーリ
アルベレッロ方式の葡萄畑 海を臨むミロの葡萄畑 カルデラーラの葡萄畑
エトナのワイナリー イ・ヴィニェーリ エトナのワイナリー イ・ヴィニェーリ エトナのワイナリー イ・ヴィニェーリ
土づくり モストと葡萄の皮の発酵中 伝統的な醸造所
エトナのワイナリー イ・ヴィニェーリ エトナのワイナリー イ・ヴィニェーリ エトナのワイナリー イ・ヴィニェーリ
伝統的な醸造所 近代的な醸造設備 イ・ヴィニェーリのワイン
醸造家サルボ・フォーティー氏のワインに関する本です。
イ・ヴィニェーリがWinart (ワイナート) 2012年 10月号 [雑誌]に登場しています。
「ワインを上手に楽しむために」サルボ・フォーティー [Kindle本]
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