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FROM 04/2005 ホーム > タオルミーナと近郊 > タオルミーナの町
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タオルミーナ−カターニア空港送迎
タオルミーナ〔Taormina〕は、メッシーナとカターニアの中間の海岸線にあり、タウロ山の中腹の標高約200mに細長く広がっています。標高が高いところのあるため、周囲の眺めが抜群で、北にイタリア本土とメッシーナ海峡、東にイオニア海、南に雄大なエトナ山とカターニアまでの海岸線が臨めます。

タオルミーナと言えば、日本人にはグランブルーですが、実は、一般のイタリア人は映画のことをあまり知りません。イタリア人にとっては憧れの地、世界的にも風光明媚なリゾート地として知られています。シーズンオフの11月〜3月、4月〜10月の週末、イタリア人のバカンス時期の8月、復活祭、クリスマス〜年末年始を除けば、訪れる人の多くは外国人です。
警察の監視が行き届いているため治安がよく、観光客を狙ったバッグの引ったくりはありませんし、夜遅くに女性が一人で歩いても安全です。また、一年中、町の清掃が行き届いているので、南イタリアの大きな町のように、ゴミが落ちていません。(街の美観保護のための禁止事項をご一読下さい。)

シーズンは、復活祭のある3月下旬〜4月中旬から11月初旬と、クリスマス〜年末年始の時期。一年で一番混み合うのは、復活祭の週と8月。復活祭、8月、クリスマス、年末年始は、タオルミーナは、シチリアの他の町と異なり、お店もレストランも開いているので、お勧めです。オフシーズンは、週末はシチリアの他の町から日帰りで遊びにやって来る人々で町は賑わいます。

リゾート地としてのイメージが強いせいか、忘れがちなのが町の歴史的背景。実は、シチリア最古のギリシャ人植民都市ジャルディーニ・ナクソスが、紀元前403年にシラクーサに滅ぼされた後、紀元前358年に生存者が集まり、防御に適した山の中腹に築かれた町が、現在のタオルミーナの始まり。したがって町は、紀元前4世紀からの歴史があります。シチリアで2番目に大きいギリシャ劇場は、その当時の繁栄ぶりを表すものです。
また、一般的に知られていないのですが、実は、タオルミーナはシチリアの町の中で、ローマ時代の遺跡が2〜3番目ぐらいに多く残っている町です。(ガイドブックや地図に載ってないものや、一般公開されてない遺跡もあります。)

【行き方】
シチリア島内の町から町への移動
カターニア空港から各町へ
タオルミーナ Taormina
タオルミーナの町とエトナ山

タオルミーナ Taormina
タオルミーナの海岸線とイタリア本土

タオルミーナ Taormina
4月9日広場からのイオニア海の眺望

タオルミーナ Taormina
4月9日広場のカフェ

タオルミーナ Taormina
息を呑むばかりに美しい夜景

知ってるタオルミーナ? もともとヨーロッパの上流階級の冬の保養地だった...
タオルミーナは、今やすっかり夏のリゾート地ですが、実は19世紀後半から1960年代までは冬の避寒地でした。秋〜春にかけて、ヨーロッパの上流階級の人々が滞在する冬の保養地だったのです。それが1960年代に入り、イタリアの一般庶民がバカンスを取れるようになると、一気に冬の避寒地から夏の避暑地になりました。昔のヨーロッパの文豪達が、「地上の楽園」とたたえたタオルミーナは、実は秋〜春にかけてのタオルミーナだったのです。今でも、美しい風景を眺めながら、心の洗濯をしたいと思っている方は、真夏を除いた季節がお勧めです。
オフシーズンのタオルミーナ
ホテル
11月から3月にかけて、海沿いのホテルや郊外のホテルは、ほとんど閉まります。海沿いのホテルの中には、団体ツアー客のために開けているホテルもありますが、ホテルの周囲は閑散としています。また、ロープウェイが運休したり、運行終了時間が早まるため、移動はタクシーになります。したがって、個人の場合、海沿いのホテルや郊外のホテルは避けるべきです。
町中のホテルは、11月1日〜1月初旬と3月は、半数くらいのホテルが開いていますが、1月初旬〜2月にかけては、4分の3ぐらいのホテルが閉まります。
クリスマスと年末年始を除いて冬季料金が適用され、安くなります。ホテルによっては、半額以下になるところも!また、実際予約した部屋よりも部屋をグレードアップしてくれることが多いようです。これこそ、オフシーズンの特権だと言えるでしょう。
レストラン・バール
冬は1ヵ月〜4ヵ月くらい閉まりますが、一年中開いているところもあります。海沿いのレストランやバールはほとんど閉まります。
お店
11月中旬から3月初旬にかけて、一部が閉まりますが、ブランド品の店は一年中営業しています。
秋〜冬のタオルミーナの風景は、次の写真集をご覧下さい。
写真集 タオルミーナ 秋の訪れ
写真集 タオルミーナ 冬の色彩
写真集 タオルミーナ 初日の出
タオルミーナに来る個人女性旅行者の方へ
タオルミーナは南イタリアの国際的リゾート地です。したがって、そこに来る外国人女性旅行者を目当てにやって来る男性もいます。(常連は決まっていますが...)声をかけられてわずらわしいと思ったら、相手の存在を完全に無視すると効果的です。いくら南イタリアでも、常識のある男性は観光客に軽々しく声をかけるようなことはしませんので、無視しても失礼ではありません。

タオルミーナの町は小さいので、町の中心を見るだけならば、徒歩で十分観光出来ます。
町を北から南に横断するメインストリートのウンベルト通りは、年中歩行者天国。(タクシーとハイヤーのみ通行可)北端のメッシーナ門から南端のカターニア端まで約800mあり、15分くらいで歩けます。ほとんどのお店、レストラン、バール、銀行、両替所、旅行会社は、このウンベルト通りに面しているか、ウンベルト通りに交差している横道にあります。ウンベルト通りは平らですが、横道には階段が多いので、歩きやすい靴が役に立ちます。
(タオルミーナでは、レンタカーは役に立ちません。中心地区は一般車両進入禁止で、市民パスのない車の路上駐車は禁止されています。)
タオルミーナ Taormina ウンベルト通り
タオルミーナの町の中心の観光だけだったら、半日ぐらいで終わりますが、実は、日帰りで観光に来る町ではなくて、泊まってこそ価値の分かる町です。
小鳥のさえずりを聞きながら、海から朝日が上がってくるのを眺めたり、ブーゲンビリアの花咲く庭で海を見ながらまどろんだり、夜は海岸線の美しい夜景に見とれたりするのが、本当のタオルミーナの味わい方です。ただの観光地だけでないからこそ、リピーターが多いのです。
タオルミーナ Taormina ウンベルト通り
写真集 タオルミーナホテル散歩
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ギリシャ劇場 Teatro Greco
ギリシャ時代の紀元前3世紀、タオルミーナの町の中で一番見晴らしのいい丘をくり貫いて造られました。劇場を掘り出すのに約100,000m³の岩が持ち出されたそうです。現在の劇場は、ギリシャ劇場の姿のままではなく、ローマ時代の1世紀末〜3世紀にかけて、闘技場用に改造されています。直径が109mあり、シラク−サの劇場に次いでシチリアで2番目に大きい劇場で、当時タオルミーナを支配下に置いていたシラクーサのヒエロン2世によって建造されたと言われています。
劇場の大きさは、シチリアで2番目ですが、息を呑むように美しい劇場からの眺めは世界一。1787年、ここを訪れたゲーテは、世界中のどんな劇場の観客もこれほどの景色を目にすることが出来ないだろうと、「イタリア紀行」に記しています。

6月中旬〜9月上旬、夜に時々、コンサートや演劇が上演されます。たとえ内容が分からなくても、すばらしい夜景や雰囲気を味わいに行く価値がありますよ。

開: 11月1日〜2月15日 09:00〜16:00
    2月16日〜28日 09:00〜16:30
    3月1日〜15日 09:00〜17:00
    3月16日〜31日 09:00〜17:30
    4月1日〜30日 09:00〜18:30
    5月1日〜8月31日 09:00〜19:00
    9月1日〜15日 09:00〜18:30
    9月16日〜30日 09:00〜18:00
    10月1日〜15日 09:00〜17:30
    10月16日〜31日 09:00〜17:00
料: 8.00ユーロ (2010年6月1日から)
休: 年中無休
タオルミーナギリシャ劇場イベントスケジュール一覧

ギリシャ劇場の左側の高台にシチリアやギリシャ・ローマ遺跡関係の本、写真集、ポストカードの他等が置いてある本屋があります。
タオルミーナ Taormina ギリシャ劇場

タオルミーナ Taormina ギリシャ劇場

タオルミーナ Taormina ギリシャ劇場

タオルミーナ Taormina ギリシャ劇場
コルヴァイア宮 Palazzo Corvaja
ギリシャ・ローマ時代の建造物の壁を一部利用してアラブ時代に塔が建てられ、中世に左右の棟が増設されています。1410年、シチリア王を選出するためのシチリア議会が開かれたこともあります。
右棟の一階には、ツーリスト・インフォメーションが入っていています。
ツーリストインフォメーションの中には、シチリアの飾り荷馬車とプーピと呼ばれるマリオネット人形のオリジナルが展示されているので、用がない人も覗いてみる価値あり。他の町の博物館にわざわざ行かなくてもここで見れます。
中庭の階段から二階に登ると、民族美術博物館があります。18〜19世紀の絵画、陶器、宗教関連のものが展示されています。特別展示会が行われているときもあります。

【ツーリストインフォメーション】
開: 月〜金 08:30〜14:15 15:30〜18:45頃
    土 09:00〜12:45 16:00〜18:15頃
休: 日曜、祝日

【民族美術博物館】
開: 09:00〜13:00 16:00〜20:00
休: 月
料: Euro 2.60
(2011年6月末時点の情報)
タオルミーナ Taormina コルヴァイア宮

タオルミーナ Taormina コルヴァイア宮

タオルミーナ Taormina シチリア荷馬車
オデオン Odeon
1世紀のローマ時代に造られた小劇場。ローマ時代には、音楽堂や会議場として用いられていました。
この遺跡の面白いところは、3つの時代の建物が重ね合わさっていること!紀元前4世紀のギリシャ神殿の上に、紀元後1世紀のローマ時代に小劇場(オデオン)、その一部を覆う形で17世紀に聖カテリーナ教会が建てられました。
タオルミーナ Taormina オデオン
ナウマキア Naumachia
ウンベルト通りの裏手にある赤レンガ作りの壁の建造物。1〜2世紀のローマ時代のもので、シチリアに残るローマ時代の建造物としてはかなり大きい規模です。
正確な用途は不明ですが、おそらくギムナジウム等の公共建築物の背後を飾る壁だったと言われています。
この遺跡の上に、19世紀もの時を越えて、一般の建物が建っているのがなんとも言えません。
タオルミーナ Taormina ナウマキア
4月9日広場 Piazza IX Aprile
ウンベルト通りの中間地点にある広場。広場の端からは、エトナ山や海が見えます。観光客だけでなく、地元の人にも憩いの広場。ここに来て、おしゃべりを楽しむおじさんおばさんや子供連れのお母さん達がいます。夏の夜は、夜遅くまで遊ぶ子供達でいっぱい!
広場にはカフェがいくつかあるので、カフェの椅子に座って、通りを行きかう人々をのんびりと眺めるのも一興です。

広場には、展望台とカフェの他、現在は町の図書館になっている15世紀のサン・アゴスティーノ教会、エレガントなバロック様式の17世紀のサン・ジュセッペ教会、アラブ時代に建てられた時計台の塔があります。
タオルミーナ Taormina 4月9日広場

タオルミーナ Taormina 4月9日広場
大聖堂と噴水 Duomo e Fontana
12世紀創建。バーリの聖ニコラに捧げられています。内部には、ギリシャ劇場にあった花崗岩の円柱が、身廊と側廊を仕切る柱として再利用されています。
ドゥーモの前にある噴水は、17世紀のバロック様式。噴水の一番上にある半身半馬の女性版ケンタウロス像は、タオルミーナの町のシンボルで、町の紋章に用いられています。
【大聖堂】
開: 09:00〜12:00 16:30〜20:00
※ミサの最中は入ることが出来ません。
タオルミーナ Taormina 大聖堂
サント・ステファノ宮 Palazzo di Santo Stefano
アラブ時代の塔の土台を利用し、13〜14世紀に建てられた建築物。建物の一方の壁は町の城壁をそのまま利用しています。アラブ・ノルマン、カタロニア・ゴシック、キアラモンテ様式の混合建造物。現在は、建物の一階で時々展示会が行われています。
庭に出ると、建物の一方の壁に城壁がつながっているのが分かります。
タオルミーナ Taormina サント・ステファノ宮
 シチリアで最も大きい?リュウゼツラン
ここの入口に生えるリュウゼツランは、まるで怪物!花と茎はおろか、葉っぱの長さだけで、人間の背丈を軽く越えます。
バディア・ベッキア Badia Vecchia
もとはノルマン時代に建てられた塔で、町の城壁の一部に組み入れられていました。14世紀に屋敷に改造され、アラゴン王家出身の修道女となったコスタンツァとエウフェミアが住んでいたと言われています。
現在は、タオルミーナの考古学博物館になっています。展示品は少ないですが、建物2階からのエトナ山の眺めがすばらしいです。
開: 09:00〜13:00 16:00〜20:00
休: 月曜、祝日 (2012年3月現在、クローズ)
料: 無料
タオルミーナ Taormina バディア・ベッキア
市民公園 Villa Comunale
20世紀始め、イギリス人女性フローレンス・トレベルヤンが自分の庭園として造ったものです。彼女が亡くなった後、夫がタオルミーナの町へ寄贈しました。
エトナ山と海を正面に望む崖の上にあります。世界中から集められた亜熱帯・熱帯植物が植えられ、一年中花が絶えることなく咲き乱れています。崖沿いの散歩道からは、エトナ山と海岸線のすばらしいパノラマが広がります。公園の一角には、フローレンス・トラベルヤンが造ったヴィクトリアン・フォリーズと呼ばれる、ヴィッラ風建築物がいくつかあります。
とても静かで落ち着いているので、ウンベルト通りの人ごみに疲れたら来るのにお勧めです。池や鳥小屋もあり、子供の遊び場もあります。近くのホテルに滞在している人は、朝食前に散歩に来るのもいいでしょう。午前中早い時間帯は、エトナ山がくっきりと美しく見えますよ。
開: 08:00〜日暮れ
※7月中旬〜9月中旬は深夜まで開いている年もあります。
タオルミーナ Taormina 市民公園

タオルミーナ Taormina 市民公園

タオルミーナ Taormina 市民公園
ベルヴェデーレ Belvedere
バスターミナルの先の曲がり角にあります。
タオルミーナの高台の町から、唯一イゾラ・ベッラが見える場所。(実は、下の海岸から見るよりも、ここから見た方が美しく見えます!)イゾラ・ベッラ海岸やマッツァーロ海岸の他、遠くにはメッシーナ海峡までの海岸線、空気が澄んでいる日には、イタリア本土も見えます。
わざわざロープウェイで下まで降りなくても、イゾラ・ベッラが真上から見下ろすことが出来るので、町の中心から少し離れていますが、歩いていく価値があります。
タオルミーナ Taormina ベルヴェデーレ
ビザンチン時代の墓 Tombe Bizantine
バスターミナルからベルヴェデーレの角を市民公園の方向に曲がったところにあります。
一見すると穴が開いた壁ですが、実はギリシャ・ローマ時代の町の城壁を利用した6〜8世紀のビザンチン時代の墓の跡です。
タオルミーナ Taormina ビザンチン時代の墓
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